薬効・薬害試験About TEST

植物調節剤の薬効・薬害試験

 植物調節剤の薬効・薬害試験(適用性試験)については、委託者が当協会の定める「委託試験申請書」に必要事項を記入して申請してください。その内容について相互に協議し、作成された「試験設計書」に基づき試験を実施します。
 試験は当協会の研究所や研究センター・試験地で実施するほか、一部を都道府県試験研究機関等にも委託し、実用性及び適正な使用法について検討します。農薬取締法に定める農薬登録のための資料として委託者に報告するため、有識者による会議において、実施された試験の適正さを評価するとともに、薬剤の実用性を審査し、使用基準等を取りまとめます。
 なお、試験データは試験成績書として賛助会員に配布し、実用性に関する判定結果及び使用基準等は、機関誌、ホームページにおいて公表します。
 水稲除草剤については、適用性試験の結果を基に有識者による会議において実用性及び適正な使用法について検討するとともに、適用地域、作期、土壌条件などの使用条件を含む「技術指標原案」を作成します。
 また、新たな植物調節剤の適用性試験に向けて、薬剤の作用特性に関する基礎的な試験(作用特性試験)を受託し実施します。
 この作用特性試験では、適切な使用時期・使用量等の設定に資する薬効・薬害、土壌中の残効性、土壌中の移動性、薬剤の吸収部位や温度反応等を検討します。