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技術情報
水稲湛水直播用苗立促進剤カルパー粉粒剤16の簡易なコーティング法


村岡哲郎 -(公財)日本植物調節剤研究協会
安齋達雄 -保土谷UPL株式会社

水稲の湛水直播栽培においては、近年、カルパー(過酸化カルシウム)コーティング籾を用いた‘落水出芽法’が定着し、出芽苗立の不安は解消されてきている。しかし、小規模農家や直播栽培を小面積で試行したいと考えている人達にとって、カルパーコーティング籾を作るのに必要なコンピューター制御の全自動コーティングマシンは高価であり、また、比較的安価なドラム式コーティング機についても被覆作業に熟練を要するという難点がある。そこで、小面積で湛水直播栽培を行いたいと考えている農家や研究者向けに、誰にでも容易で、機械を使用しないカルパーコーティング法を考案したので報告する。

既存のカルパーコーティング法は、籾に水を霧状に与えながら酸素発生剤であるカルパー粉粒剤16(商品名:以後、カルパーと表記)を少量ずつ投入して被覆させていく方法であるが、今回開発した方法は、1回につき10a分の籾(乾籾3kg相当の浸漬籾)を入れた容器中に、必要量の水とカルパーを一度に投入して手でかき混ぜるだけの簡便な方法である。コーティングにかかる所要時間は、10a分の籾のカルパー等倍量処理の場合、カルパーと籾をかき混ぜる時間が5〜10分、コーティング籾をゴザの上にひろげる作業が約5分、風乾後のふるい作業にかかる時間が2〜3分である。できあがったコーティング籾の被膜強度は、前出の専用機械で作ったものに比べればやや劣るものの、手回し散粒器での散布にも十分に耐え得るものである。

今後、この方法が、新たに直播栽培にチャレンジする農家に利用され、省力的な直播栽培の普及に貢献できることを期待したい。

専用の粉衣機械を使わない簡易なカルパーコーティング法の作業手順マニュアル

* 本マニュアルは、「小規模農家を対象とした簡易なカルパーコーティング法」として第223回日本作物学会にてポスター発表したものを一部改訂加筆したものである。

 
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