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除草剤を活用した外来植物の防除


2005年6月より施行された’外来生物法’「特定外来生物による生態系等に係わる被害の防止に関する法律」(環境省ホームページ)の中で述べられているように、他の地域から意図的または非意図的に持ち込まれた生物(外来種)の一部が、その地域の自然環境に大きな影響を与えていることが知られている。外来種の中で、このように地域の自然環境に大きな影響を与え、生物多様性を脅かすものは‘侵略的外来種(invasive alien species)’と呼ばれている。植物については、河川敷などに侵入したアレチウリ(写真1)やハリエンジュ(別名ニセアカシア)、小笠原諸島に侵入したアカギやギンネムなどの外来種が、その極めて高い繁殖力により、長い時間をかけて育まれてきたかけがえのない固有種を含む在来の植物種を圧迫している事例が数多く報告されている。

2005〜2007年度に行われた文部科学省のプロジェクト研究、科学技術振興調整費・重要課題解決型研究「外来植物のリスク評価と蔓延防止策」(独立行政法人 農業環境技術研究所ホームページ)では、(独)農業環境技術研究所が中心となって外来植物の生態特性の解明、今後侵入が予想される外来植物種に対するリスク評価法の開発、侵入した外来植物種に対する蔓延防止技術の開発に関する研究を行った。その中で植調協会は、他の参画機関とも協力し合いながら、主に自然生態系に悪影響を及ぼしている代表的な外来植物種に対し、効率的でかつ防除対象植物以外の生物への影響が少ない防除法の確立に取り組んだ。

その結果、除草剤を用いた防除は、薬剤の種類や使用方法(写真2)を適切に選択すれば、自然植生中で問題となっている植物に対し、効率的でかつ保全すべき植物への悪影響が少ない防除手段となることが判った。その研究成果を基に、下記の外来植物防除マニュアルを取りまとめた。

ただし、除草剤はもともと植物に対して影響の強い物質であるため、使い方を誤れば、保全すべき植物に対しても悪影響を及ぼす可能性がある。そのことを十分に認識しながら、植物の特性やその場の状況に応じ、他の防除技術と組み合わせながら除草剤を適切に利用していくことが大切である。

自然植生中における外来植物の防除マニュアル


写真1:河川敷を覆い尽くすアレチウリ   写真2:除草剤の切り株塗布処理で枯れたハリエンジュ
写真1:河川敷を覆い尽くすアレチウリ   写真2:除草剤の切り株塗布処理で枯れたハリエンジュ
※周辺の植物には悪影響は見られない
 
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